ジローズの「戦争を知らない子供たち」をまさに地でいく世代です。 私が小、中学生の頃は、学校の図書室に必ず「はだしのゲン」が置かれており、ボロボロになるまで生徒たちに回し読みされていました。 小学校では「はたしのゲン」の映画も上映されました。 ピカ（原爆）を受けて熱くてたまらなくて、目の前の川に飛び込んだら川が燃えるように暑かったとか、川には腹の膨れた死体がたくさん浮かんでいたとか、ピカを受けた皮膚が溶けてケロイド状になり、うじ虫が這い、ピンセットで採る様子や、ピカの後遺症を防ぐために遺骨をすり鉢で擦って粉にして薬のようにして飲む様子、戦争孤児となった子供たちがヤクザの手下のようなことをしてまでも生き抜こうとする姿など、いまの日本人には想像を絶する世界です。 著者の中沢啓治さんは、思い出すだに身も心も千々に乱れるこんな戦争体験を我々に大きな遺産や教訓として遺してくださいました。 はだしのゲンをすべての子供たちだけでなく、まだゲンを読んだことがなく戦争を知らない大人たちにも読ませたい。 そして、二度と愚かな戦争へ向かわせてはならない。大切な地球ごと護りたいです。

全巻6800のプレゼント用が届きました。最悪です。 正規の商品が届きました。早急に対応していただき有り難うございました。