正直、ＴＶドラマなどをよく見る人いは理解出来ない映画かもしれませんね 学生時代に限らず、会社内などの他空間にも当てはまってしまう内容だと思います。 普通の映画ではルックスが良い＝強者、不細工＝弱者又は悪役と安易に投影するところを、人間と感情の内面を目線や間の取り方で見事に描いてくれていると思う。 誰が強者で誰が弱者なのかは見る人間によってそれぞれ受け取り方が異なるとは思うが、屋上に集合してからのシーンはＢＧＭを含め自分に取っては痛快でありつつも苦しい場面であり、どのキャストにも感情移入してしまいました。 （ゾンビは自分という死んだような人間が、自我を捨てて端的に行動する象徴と理解しました。つまり、前田にとってのもう一人の自分ですよね） 悪役となっている子も同調圧力の中や人に依存してしか生きられない刹那さを投影し、また、ダメダメなようでも実は一本の筋の通った生き方をしていたり、 敢えて答えなるものを提示せず空洞を創ることによって、学校生活というヒエラルキーの中で正に自分に掛けている物を見出つけたりするような映画たと思います。