悲しみのどん底にいた頃に見て心に痛いほど刺さりました。それからは泣きたい時に見る映画になりました。 色んな立場で考えさせられる作品だと思います。

原作は読んだのですが，映画を見損ねました。日本アカデミー賞をたくさんとったので，どうしても見たくなり購入しました。やはり，すばらしい作品でした。

原作を読んで感動してはまったけど映画は行けず・・・あまりにも原作にはまりすぎて、ＤＶＤで見ることに抵抗を感じていたのですが、賞をとったこともありスペシャル版を購入！原作で気に入ったシーンやセリフがないこともありますが、雰囲気が最高です！涙涙涙。。。おすすめです！！

■商品パッケージについて 1.付録冊子として、原作者の角田さん×成島監督の対談ブックレットがあります。お二人の「八日目の蝉」への想いと、この映画を生み出す経緯を知るヒントになります。 2.特典映像として、５人の女性演者の様子をドキュメンタリにまとめたメイキング映像が入っています。真剣に取り組む演者と監督・スタッフの苦労が、本編とは別の感動を与えてくれます。 3.未公開シーンも入っています。これらを抜いても本編に遜色がないことに、作り手の上手さを感じます。 4.イベント映像集は舞台挨拶などの様子です。ここにも喜怒哀楽がシッカリと映っています。 5.おまけで、ロケ地ＭＡＰも入っていました。ＷＥＢサイト等にもＵＰされていない情報も記載されています。 ■本編について 登場人物(蝉たち)が、観ている側にそのエネルギーをジワジワとぶつけてきます。永作さんと渡辺こずえちゃんの親子振り、小池さんのキツイ生き方を強いられた役柄の演技に脱帽です。 小豆島でのシーンには、昔懐かしい風景と暖かい情愛が描かれ、会話の中一言一言がドラマの終端へ向かって重みを増していきます。 男性の私でも、キワコとカオルの別れが迫るにつれ、眼がうるうるしはじめ、クライマックスでは、涙腺が張って頬骨が痛いくらいでした。メガトンパンチを食らったような重苦しさ。切なさ。居た堪れなさ。様々な感情が複雑に増長し合い、劇中のキワコと同化していました。 エンドに流れる中島美嘉さんの歌声がダメ押しして、観終わった後は、感動を通り越して経験のないショックが後を引きました。 とにかく、何度観ても、同じシーンで、同じ言葉で感動する映画です。 私が今までに観た映画の中でも、間違いなく３本の指に入る映画です。 テーマは、全ての女性が持っている母性愛、疑似親子の強い親子の絆、親から子へ受け継がれるキレイなモノ。 意味深い登場人物、束の間のシアワセ(七日間の蝉、何気ない言葉に母の愛情、子供の母に甘えるシアワセ感と無垢な反発。) 心の動き、笑顔と無表情の対比、涙、気になる囁き、蝉たちの脱皮。 実母の可哀そうなくらい重い本音、疑似母キワコの願いと覚悟。 法廷シーン(抜け殻)から始まり、２つの世代の生き様を交互に展開して最後にシンクロさせる、趣向を凝らした進行形式。 映像の切れ間の長めのブラインド、エンドロールのシルエットなどの映像効果、と見どころ満載です！